テレワークを阻むハンコをクラウドに移してみよう


ある学者の提言によると、会社から2.5キロ圏内の人だけ出社可能で、その他遠い人からテレワークにすれば理論的に8割の人との接触が減らせるそうです。なるほど、ではそもそもテレワークが成立するためには何が必要なんでしょうか?


実は家族がいるとか場所がないとかはあまり関係なくて、業務が「クラウド」にあるかどうかと思うのです。ブロックチェーンロック社の場合は設立当初からほぼ最新のクラウドサービスしか使ってないので、瞬間にテレワークに切り替えられました。残念ながら当社の場合物理的なスマートロックという商品を扱っているため、注文が入ると出荷をしなければならないという物理接点が残ります。また施工を自社で請け負っている場合は現地に行って施工しないという物理作業が残ります。とはいえそれ以外は簡単にテレワークに移行できました。


では通常のオフィスワークしかない事業者が何故テレワークに移行できないか。その大部分がハンコ文化です。ハンコとは突き詰めていくと一種のワークフローですが、そんなワークフローちょっとしたクラウドシステムで代用すればいいのではないでしょうか?セールスフォースであれ、Slackであれ、なんらかのメモと履歴の機能があればシステム化されたワークフローはすぐに作れます。


そんななかで、当社が愛用しているのはAsanaです。https://asana.com

Asanaの何がいいかというと、テキストで文章を書くように柔軟にワークフローを作れることです。もちろん柔軟に作ると、誰でも簡単に当初いとした作業と違うことをできてしまいます。それが嫌だからとガチガチの業務フローを作る会社もあります。そんなものを作るから結局融通が効かなくなり、会社のパソコンでしか業務ができなくなり、結局業務がクラウドに移行できないのです。ブロックチェーンロック社での承認はAsanaのコメント欄に「ok」と書くだけの事が大半です。少々ゆるゆるでも、決められたルールを守るという自立集団であればワークフローは十分に成立します。管理するのではなく、提案して、合意して、皆で決めたルールを守る、そんな業務の先に、柔軟なテレレワークを基軸とした新しい勤務スタイルができあがるのではないでしょうか。


ちょっと前まで、スマートシティという単語が流行ってました。今このコロナの時代に思うのは、スマートシティとは中央集権の権化のようなアイデアであったなということであり、コロナを期に時代は一気に、非中央集権、分散型に進むということです。従来のヒエラルキー社会の象徴であるハンコを手放して見ると、業務をクラウドに移せるだけではなく、分散型の新しい社会が見えてくるのではないでしょうか。